粘度コントローラー
(OPTI−COLOR)
グラビア、フレキソ印刷、コーティング、ラミネートその他様々な研究所におけるテスト工程
などにおいて、オプティカラー社の粘度調整システムは、その高度な調整能力と信頼性が
評価され、一定の粘度基準を設定する上での標準機として多く採用されております。
オプティカラー社のコントローラーには、大別してアナログスケールに表示とで時テルスケー
ルによる表示の2つのシステムが用意されています。またそれぞれジュニアタイプとシニア
タイプに分類されジュニアタイプはスケールにより現在の粘度値のみを表示し、シニアタイプ
は現在値と設定値の両方を同時に表示できてるシステムとなっており、お客様の使用目的
により、最も的確なタイプを選んでいただけるようになっています。
溶剤に直接触れるセンサー及びソレノイドバルブは、ドイツ標準工業規格であるDINに準拠
した防爆規格であるPTBをクリアした高い安全性能を有したものです。
オプティカラー粘度コントローラーの特徴
お客様が現在使用されている軽量カップR#3やNK#2といったカップによる数値、すなわち秒数をスケールとして直接入力
出来るところにあります。従ってオペレーターが日常管理される粘度値をいちいちシステムの数値に返還する必要はなく、し
かもシステムは0.1秒(0.5mPas)というわずかな粘度変化を検地し、ソレノイドバルブを作動させることで溶剤を滴下し、設定
粘度を維持するように働くため、高い品質を要求されるグラビア印刷などには欠かせないシステムとなっています。
オプティカラーのシステムにはこの粘度コントローラーとしての標準的な高性能に加えて、その数値を外部の記録計に取り出
したり、粘度の他に、その時の温度やPHの計測など、高度な管理に対応できる多彩なオプションが用意されています。
インク、溶剤の節約ができます。
粘度管理において高い水準を維持することがすなわち無駄なインクや溶剤の使用を抑制し、年間を通して大きな経費節減に
なることにお気づきですか?
ラフな粘度管理は必要以上のインクや溶剤を製品に付与することになるからです。粘度はたえず上昇しようとしますから、必要
にして充分な粘度を維持できる事で材料の無駄をなくすことができるのです。
仕様
この標準センサーは約3000回転という高速で回転しており、粘度上昇に伴う
回転抵抗をモーター上部に設けられたエンコーダーによる回転数の変化として
コントローラーに信号を送り、バルブ開閉のタイミングを制御します。
オプティカラーシステムの高性能はこの計測方式によって保証されているのです。
インクタンク内に攪拌機を設けているケースではその液流とインク量の変化に伴う
センサー部への影響を最小限にするために、バイパス用の補助タンクをお勧めする
ケースもあります。